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東北大学グローバルセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

2019spring_SAP Indonesia

海外留学体験談

SAP、FL、交換留学、海外体験等、様々な海外留学の体験談をご紹介します。

オンライン







今までと違う留学で学んだこと
浅沼 賢太さん 農学部2年(プログラム参加時)  

参加プログラム:
2020年夏アメリカ・モンタナ大学「アメリカ・モンタナ大学と行うVirtual Exchange Program」


 今回参加した「アメリカ・モンタナ大学と行うVirtual Exchange Program」は、コロナ禍で行われた最初のオンライン型留学プログラムの一つでした。
 プログラム内容は、モンタナの文化や環境等についての講義を受け、モンタナ大学の学生とグループディスカッションを行い、その議論結果を全体に向かって発表するというものが主でした。他には、日本語についての授業があったり、最終日にはプレゼンテーションがあったりしました。ただ、私が一番楽しかったのは、講義以外で実施された現地家族との交流です。バーチャルホームステイの機会があり、私が交流した家族の娘さんとその友達が歓迎の歌を歌ってくれた事はとても印象的でした。
 留学をするからには多くのことを学びたいという人が多いと思います。私自身、参加の事前準備として達成目標を設定しましたが、日常生活で常に英語を話す必要が無く、授業時間が比較的短いオンライン型留学では、この機会を通して何を得たいのか、何を上達させなければならないのか、より明確な意思を持って臨まなければ有意義な時間は過ごせなかったと思います。また、その目標を達成するために、積極的に授業内で発言をしていくチャレンジ精神を求められているように感じました。
 通常と違った留学形態であるからこそ、このような気づきが生まれました。ピンチをチャンスに変えるように、新たな気づきを手に入れられる機会でもあったと思います。今回のオンライン型留学は、今後の大学生活に活かすことのできる良い経験だったと思います。


スタディアブロードプログラム(SAP)



積極性の大切さを再認識できました
三ツ木 鴻佳さん 工学部2年(プログラム参加時)  

参加プログラム:
2019年夏カナダ・ウォータールー大学「カナダで学ぶ英語と文化体験」


 私は入学当初から漠然と留学したいと考えており、SAPに参加することを決めました。SAPのプログラムには他にも色々な種類のものがありましたが、ホームステイが各家に日本人一人ずつできるという点と、4週間という滞在期間の長さに魅力を感じ、ウォーターループログラムを選びました。
 プログラムの内容は、平日の日中は学校へ行き英語の授業を受け、放課後はほぼ毎日学校が開催してくれるイベントに参加し、週末にはナイアガラの滝やトロントへ行く、といったものでした。授業では、様々な国籍の方と意見を述べあったり、フィールドワークがあったりと、いろいろな情報を実際に見て、聞いて、考える機会がたくさん設けられており、自分の意見をしっかり持ち、それを発信することの重要性に気づかされました。また、放課後のイベントでは同じプログラムに参加している日本人はもちろん、様々な国の方と交流を深め、仲良くなることができました。週末の何もイベントがない日には、自分たちで行きたいところを決め、自由に日程を組んで動けたのもとても楽しかったです。
 毎日自分から積極的に行動を起こしたことで、文化の違いなどの面で新しく気づくことや驚くことが多くあり、刺激的で有意義な4週間とすることができました。そして、また留学へ行ってみたいと思わせてくれるとても良い経験になりました。


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ファカルティレットプログラム(FL)



自己鍛錬と新しい発見
丸山 嶺子さん 経済学部2年(プログラム参加時)  

参加プログラム:
2020年春 スペイン・マドリード・コンプルテンセ大学「マドリードで学ぶスペイン語とスペイン文化」


 語学学習が好き、自分の知らない国に行ってみたいという理由で、FL(ファカルティレッド)・スペインプログラムに応募しました。実際に参加して印象的だったイベントは、「スペイン人学生との交流」と「セゴビア・トレド探索」でした。スペイン人は陽気な人が多いというイメージを持っていましたが、実際に会話してみると、陽気な人はもちろん、おしゃべりが好きな人、物静かな人、謙虚な人など、様々な個性を持った人がいました。また、スペイン語能力をある程度自負していたのですが、いざ会話してみると思った以上にうまく話すことができませんでした。それでも現地の先生や学生たちは耳を傾けてくれました。語学力を鍛えるほか、人の優しさにも触れることができた二週間でした。授業では、毎日新しい単語やフレーズを学習し、会話練習を積み重ねることで、語学力がさらにアップしました。非母国語で話すことの困難さ・楽しさの両方を体験でき、頭脳をかなり刺激されました。セゴビア・トレド探索では、歴史ある街を遊歩し、壮観で緻密な装飾を纏った大聖堂や建築物を、身をもって味わうことができ、その場にしかない雰囲気とスペインの壮大な歴史を体感できました。
 最後に、プログラム参加に立派な目標はなくとも、ぜひ一度、日本という国から出て、日本の国際的な立場や、海外からどう評価されているか、文化の相違などを、自らの五感で確かめてほしいです。井の中の蛙はもったいないです。多く知ることで視野が広がり、自身の考え方・選択肢にも変化が生じると思います。見聞するもの全てに刺激され、沢山の新しい発見にも巡り合えた大変有意義なプログラムでした。


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海外体験プログラム



自然、人、物、食べ物、文化などすべてが最高の場所です
中野 佑香さん 法学部1年(プログラム参加時)  

参加プログラム:
2019年夏 フィンランド・オウル大学「Scandinavian Studies Summer School 2019」


 私は9月にフィンランドのオウル大学にて約2週間のサマープログラムに参加してきました。海外体験プログラムはSAPやFLと違い、海外の大学や政府・企業が全国規模で様々なプログラムを主催していることが多いので、このプログラムに参加することを決めました。
 現地での授業は、簡単なフィンランド語や文学などを読んだり、フィンランドと周辺諸国の歴史や概要について学んだりしました。特に、フィンランドと日本の違いについて話し合い、プレゼンテーションする授業では、日本人学生と現地学生が各グループに分かれ、活発に活動していました。今回のプログラムでは、座学だけでなく、国立公園に行くフィールドトリップやフィンランドのシナモンロールである、プーラの調理体験、また、フィンランド式サウナ体験も経験することができました。休日には、チューターのお宅に伺ったり、カフェ巡りや近くの都市に遊びに行ったりしました。
 フィンランドの大自然や優しい人々、おいしい食べ物などに触れていく中でフィンランドという国に対する関心や愛情が強くなり、将来はフィンランドに関わる仕事をしたいと考えるようになりました。今回のプログラムに参加できたことを心から嬉しく思います。


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交換留学



北欧の自然に囲まれながら、「知る」ことの楽しさを知りました
和田 朱音さん 工学部3年(プログラム参加時)  

派遣大学: 王立工科大学(スウェーデン)
留学期間: 2017年8月~2018年6月


宇宙工学分野で国際的に活躍するために
 小惑星探査機はやぶさが、度重なるアクシデントを乗り越えて地球に帰還したのは、私が中学2年生の時でした。この歴史的なイベントを通してすっかり宇宙に魅了された私は、将来宇宙工学分野で国際的に活躍したいという夢を抱き続けてきました。王立工科大学(KTH)では元宇宙飛行士の教授が教鞭をとっており、国際宇宙ステーション滞在経験を踏まえたレクチャーを通して、宇宙開発について深く学ぶことができます。授業で幅広い専門知識を得るとともに、同じ志を持つ学生と交流することで夢の実現への第一歩を踏み出したい、との思いからKTHへの留学を決意しました。

主体性が身に着く授業
 KTHでの授業の大きな特徴として、プロジェクトワークが挙げられます。東北大では座学が多く、受け身な姿勢で授業に臨んでしまっていましたが、KTHでは学生の主体性が強く求められます。例えば、有人宇宙開発に関する授業では、月周回軌道に建設が提案されている有人宇宙ステーションを一からデザインするというプロジェクトワークを行いました。進行などは全て学生に委ねられており、学生間で意見を出し合いながらプロジェクトを進めていきました。同じグループの友人と夜まで作業に明け暮れたり、宇宙のことや自分の将来について夢中になって語り合ったりしたことは、忘れられない思い出です。

留学を通して視野が広がり、「知る」ことの楽しさを知った
 KTHが位置するスウェーデンのストックホルムは、水と自然に囲まれた美しい街です。都会でありながらも落ち着いた雰囲気で、勉学に打ち込むのに最適な環境でした。授業や大学内外のイベントを通して、世界各国の学生と出会いましたが、Fika(コーヒーを片手に談笑する、スウェーデン特有の文化)をしながら自国の文化・慣習について話したり、政治や国際問題について真剣な議論を交わしたりする機会を多く得たことで、「世界には自分が知らないことが沢山ある」ということに気付きました。それと同時に、常に広い視野で物事を捉える習慣が身に着き、知ること・学ぶことの楽しさを実感することができました。沢山の友人に囲まれ、日々新しい気付きを得ながら過ごした10ヵ月間の留学生活は、私の一生の宝物です。



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COLABS





米国留学は、世界的視野で課題を発見し解決する力を養うための絶好の機会でした。
佐野 勲さん 生命科学研究科 博士後期課程2年(プログラム参加時)  

派遣大学: 米国・アラバマ大学
留学期間: 2019年9月~2019年11月


米国留学は、グローバルな舞台で研究能力を養うための良い機会でした。
 私が留学を決意した理由は、生物の多様化メカニズムの普遍性を明らかにしたいと考えたためです。私は淡水貝類をモデルとし研究活動を進めていました。そして、これまでの研究から、東アジアの淡水貝類は、湖水環境(湖や沼など)と流水環境(河川など)への適応により、多様化を遂げていることを明らかにしました。そこで、東アジア以外においても、同様のメカニズムが多様化を駆動しているという仮説を検証したいと考え、北米大陸アラバマ州への留学を決意しました。アラバマ州は、米国の南部に位置し、淡水貝類の多様性が世界で最も高い場所の一つとして知られています。米国の研究者の賛同をいただき、東北大学のCOLABSに採用されました。
 渡米後、北米大陸産サンプルについて形態的に、また遺伝的に解析しました。その結果、北米大陸でも湖水環境と流水環境では殻形態が異なっており、さらに湖水型・流水型はそれぞれ遺伝的にも区別可能であることを明らかにしました。すなわち北米大陸においても、湖水環境および流水環境への適応が淡水貝類の多様化を促しているという、東アジアと同様の多様化メカニズムの存在が示唆されました。
 留学先では、研究目的の達成のためには、予期せぬトラブルに遭遇した場合でも臨機応変に対応することが重要であると学びました。渡米前の研究計画では、アラバマ州南部に位置する小さな水系で調査を行う予定でした。しかし、調査地を訪れ、現地の研究者と話したところ、調査地の淡水貝類は希少種が多く、その多くが法的に保護され、大学のラボに持ち帰ることが許されないとわかりました。そこで、法的に保護された貝は、写真の撮影や一部軟体部の切り取りなど、必要最小限のデータ収集にとどめて現地に放流することにしました。さらに、受入教員の友人の研究者にアラバマ州北部の大きな水系も案内してもらうことにより、従来の計画通りに豊富なデータを集めることに成功しました。
 私は、米国での研究活動を経験して、世界的視野で課題を発見し解決する力を養うことができました。留学では、新しい環境での実験・調査や考え方の違い、異なる言語など様々な困難に出会いましたが、それらの困難を自らの工夫と現地の人の助けによって乗り越えることができました。そして、留学を終えたのち、留学先で得られた研究成果を受入先の教員や友人が喜んでくれて、自らの成長を実感できました。今後は、米国で養った研究能力を活かして、世界の第一線で活躍したいと思います。



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