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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

海外留学体験談 【FL】

FL(ファカルティレッドプログラム)の体験談をご紹介します。


  • #3_2020年春 スペイン・マドリード・コンプルテンセ大学「マドリードで学ぶスペイン語とスペイン文化」経済学部 丸山 嶺子さん
  • #2_2019年夏 米国・モンタナ大学「モンタナの大自然の中で環境問題を考えよう」医学部 熱海 南帆さん
  • #1_2019年春 ドイツ・パダボーン大学「課題解決型のフィールドワークを通して『ドイツ』に学ぶ」工学部 粂田 晴陽さん



  • #03



    自己鍛錬と新しい発見。
    丸山 嶺子さん 経済学部 2年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2020年春 スペイン・マドリード・コンプルテンセ大学「マドリードで学ぶスペイン語とスペイン文化」



     語学学習が好き、自分の知らない国に行ってみたいという理由で、FL(ファカルティレッド)・スペインプログラムに応募しました。実際に参加して印象的だったイベントは、「スペイン人学生との交流」と「セゴビア・トレド探索」でした。スペイン人は陽気な人が多いというイメージを持っていましたが、実際に会話してみると、陽気な人はもちろん、おしゃべりが好きな人、物静かな人、謙虚な人など、様々な個性を持った人がいました。また、スペイン語能力をある程度自負していたのですが、いざ会話してみると思った以上にうまく話すことができませんでした。それでも現地の先生や学生たちは耳を傾けてくれました。語学力を鍛えるほか、人の優しさにも触れることができた二週間でした。授業では、毎日新しい単語やフレーズを学習し、会話練習を積み重ねることで、語学力がさらにアップしました。非母国語で話すことの困難さ・楽しさの両方を体験でき、頭脳をかなり刺激されました。セゴビア・トレド探索では、歴史ある街を遊歩し、壮観で緻密な装飾を纏った大聖堂や建築物を、身をもって味わうことができ、その場にしかない雰囲気とスペインの壮大な歴史を体感できました。
     最後に、プログラム参加に立派な目標はなくとも、ぜひ一度、日本という国から出て、日本の国際的な立場や、海外からどう評価されているか、文化の相違などを、自らの五感で確かめてほしいです。井の中の蛙はもったいないです。多く知ることで視野が広がり、自身の考え方・選択肢にも変化が生じると思います。見聞するもの全てに刺激され、沢山の新しい発見にも巡り合えた大変有意義なプログラムでした。




    #02



    大自然の中で環境や文化について考えた、充実した14日間でした
    熱海 南帆さん 医学部 2年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2019年夏 米国・モンタナ大学「モンタナの大自然の中で環境問題を考えよう」



     モンタナ州は、アメリカ北西部に位置する自然豊かな州です。私はそこでの活動を通し、地球環境などについて学びました。特に印象に残っているのは、グレーシャー国立公園を訪れたことと、フラットヘッド湖の畔で微生物の調査を行ったことです。広大な自然に触れ、その中で活動できたことは、とても貴重な体験だったと思います。
     また、大学では、現地の方々と交流する時間がたくさん設けられていました。その方々と英語で会話することを通して、文化の多様性や、日本の座学では身に着けることのできない実用的な英語を学びました。現地学生とともに授業を受けた際は、アメリカと日本、それぞれの学生がお互いの国にどのようなイメージを持っているかなどについて話し合う機会があり、海外から見た日本という、いつもとは違った視点を知ることができました。他にも、2泊3日のホームステイで家庭の生活を体験するなど、盛りだくさんの14日間でした。
     この海外研修が私にとって初めての海外渡航でしたが、モンタナ州で出会った方々は皆さんとても親切で、温かく私たちを迎えてくれました。プログラムに参加した学生の多くが、「またモンタナに行きたい」と口にするほど、素晴らしいプログラムでした。




    #01



    現地の学生と一つの課題に取り組む中で多くのことを学びました
    粂田 晴陽さん 工学部 2年(プログラム参加時)

    参加プログラム:
    2019年春 ドイツ・パダボーン大学「課題解決型のフィールドワークを通して『ドイツ』に学ぶ」



     私がこのプログラムに参加したきっかけは単純で、SAPやFLなどに参加した友人の話を聞いて、自分もこういった海外研修で国際感覚を身に着けたい、自身の成長に繋げたいと思ったことでした。しかしこのプログラムでは、初めに考えていたよりはるかに多くの、貴重なものを得ることができました。
     FLドイツプログラムでは、現地の学生と一緒に一つの課題に取り組みます。私が参加した年の課題は「ドイツと移民」でした。初めは言語の壁がある中で課題に取り組むことに不安がありましたが、ドイツの学生と何度もディスカッションを重ねる中でより積極的に連携して課題を進められるようになりました。また、移民の方をはじめ現地の様々な方にお話を伺うことで、課題だけでなくドイツという国についても理解を深めることができました。特に今回移民問題という複雑な問題を取り扱うことで訪問先を様々な面から知ることができたのは、国際感覚を養う上でとても貴重な経験となりました。
     また滞在中は、もちろん現地の学生と食事に行ったり、観光したり、交流会を一緒に企画したり、とても楽しく過ごしました。FLプログラムでドイツに滞在した2週間は、課題に取り組んだり現地の人々と交流したり、この紙面上では語りつくせないほど充実したものでした。