在学中に海外留学すべき
7つの理由
なぜ、東北大学に在学している間に海外留学するべきなのか、国内にいては得られないこと、海外旅行とは異なる7つのポイントについてご紹介します。
理由1世界トップレベルの大学で、日本とは異なる教育環境で学ぶことができる。
東北大学は国内外で高い評価を得ている大学です。そして国立大学で最も協定校の多い大学のひとつです。そのため皆さんは、大学間・部局間学術交流協定を結んでいる数多くの大学で学ぶことが出来るのです。東北大学が協定を結んでいる世界トップレベルの大学の中には、日本ではまだ学問として確立していない分野や、専門的に研究されていないテーマを扱うところ、また専門をまたいだ学際的な研究・教育に取り組んでいる大学もあります。海外留学を通じて自分の興味のあるテーマの視野を広げ、異なる教育・研究環境で最先端の学びを得ることができます。大学院では、普段と異なる研究者との交流を通じて新たな研究テーマを見つけたり、国際共同研究に挑戦することもできます。
理由2異なる価値観に触れ、多様な考え方を受け入れることができるようになる。
自分では当たり前だと思っていることも、海外でそのまま通用するとは限りません。人種・宗教・習慣・文化・言語等に多様性があるように、日本では考えられないような常識も海外には存在します。留学先では異なる言語・文化背景や価値観を持つ人と対話することで、視野を広げ思考を深め、多様な考え方を受け入れることができるようになります。さらに新しい発想に触れることで、自分なりのオリジナルなアイディアが生まれる可能性もあります。
理由3精神的なタフネスさ、自発的な行動力を身に着け、自分に自信がつく。
世界規模のグローバル化や価値観の多様化に伴い、社会の変化スピードが加速しています。これからは不確定なものごとに囲まれる中でも新しいことに挑戦したり、現代社会が抱える諸問題を解決することが求められていきます。初めて海外に留学し、日本とは異なる環境で一人生活をする人は、留学先で小さな失敗、挫折を繰り返すことになるかもしれません。その辛い経験から学び、なにかをやり遂げる達成感を得ることで、帰国する頃には失敗を恐れずに新しいことにチャレンジする力、たとえ失敗をしても、それを乗り越えられる精神的なタフネスさ、自分に対する自信を自然と身につけることができる、それが留学です。
理由4実践的なコミュニケーション能力を身につけることができる。
インターネットの発達により、日本にいても様々なツールを使って世界の情報を得たり、外国語を学ぶことができます。東北大学でも英語をはじめとする外国語を学ぶ環境は整っています。しかし、朝起きた時から寝る時まで、常に異なる言語・異なる文化の中に身を置くことで、多様な人々と意思疎通を図りながら、物事を進めることでコミュニケーション能力は確実に向上します。問題を解決へと導くためには、まず相手を理解して、その場の状況や人との関わりを考慮しながら、自分の意思を伝えていくことが必要です。あうんの呼吸では通じない海外での経験を通じて、外国語を使って実践的なコミュニケーション能力を高めていけるでしょう。
理由5世界中に、生涯続く人間関係をもつことができる。
海外の大学に留学することで、従来の日本での友達に加えて、海外でも人的ネットワークが広がります。友達だけでなく留学先の先生や研究者、地域の人々などと幅広い交流ができるようになります。また、その国のネイティブの学生だけでなく、世界各国から集う留学生仲間とも友情を育むことができます。世界中に広がる交流や繋がりは、単に留学中だけのものではなく、卒業後の人生においても貴重な財産になります。そのようなネットワークが将来、共同研究や仕事上のパートナーに発展することもあります。
理由6世界の人々に日本のこと、東北の今について伝え広めていくことができる。
海外の大学に留学して仲間達と学んでいく中で、考えていること、感じていることを自分の言葉で相手に伝える術が身につきます。人との対話を通じて自国のこと、自分の属する文化、いわゆる自文化を再認識し、アイデンティティを確立することができます。2011年3月東日本大震災の際、世界中が東北のことを祈り、日本を支援してくれました。東北大学の一員として、また日本の代表として感謝の気持ちを持って、日本や東北の復興の様子を伝える力を身につけることが出来ます。世界の人々に日本を理解してもらう活動も大切な社会貢献です。
理由71→70へ。自分の可能性、将来のキャリアを世界に広げることができる。
世界には約70億人が生活しています。人口1億人の日本にとどまって日本人と日本語を話すだけの人生と70億人分の情報や知識に触れるチャンス、あなたはどちらを選びますか?世界に存在する98%のまだ見ぬ人々との出会い、世界中で起きている出来事、自分の可能性に気付かないまま過ごしてしまうのはもったいない。海外に一度足を踏み出してみることで、その後の生き方やキャリアが変わります。専門領域を超え、国を超えて世界を舞台に活躍するようになるかもしれません。また、卒業後日本で働くとしても、世界との繋がりや海外の出来事を意識して生活することであなたの人生は確実に豊かになります。
海外留学を目指す学生への手厚いサポート
社会の変化やニーズに対応すべく、日本政府、官公庁はもちろんのこと、産業界からもなるべく若いうちに海外経験を積んでもらいたいという声が高まってきています。そうした背景の後押しもあり、海外留学を目指す学生のサポートが充実しつつあります。大学への競争的資金や助成制度、直接学生に対する資金面、制度面でのサポートも増えており、皆さんはそうしたバックアップを享受することができます。東北大学でも独自の奨学金制度を設け、優秀な学生への資金面でのサポートや留学アドバイジングなどの幅広い支援を行っています。