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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

海外留学体験談 【オンライン】

オンライン留学プログラムの体験談をご紹介します。


  • #4_2021年春 カナダ・ウォータールー大学「Essential Soft Skills in English (Presentation Skills)」医学部 吉町 文子さん
  • #3_2021年春 マレーシア・マラヤ大学「English Language Course」工学部 向笠 紘平さん
  • #2_2021年春 英国・ヨーク大学「実践英語とイギリス文化」文学研究科 渡部 知子さん
  • #1_2020年夏 アメリカ・モンタナ大学「アメリカ・モンタナ大学と行うVirtual Exchange Program」 農学部 浅沼 賢太さん


  • #04



    春の長期休暇期間を利用した効率的かつ実践的な英語学習でした
    吉町 文子さん 医学部2年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2021年春 カナダ・ウォータールー大学「Essential Soft Skills in English (Presentation Skills)」



     このプログラムは、週1回、オンライン双方向授業と現地学生とのグループワーク、その他、毎週の課題がありました。講義は日本時間の午前9時と午後8時があり、どちらかを選択できます。春の長期休暇期間に実施されたので、学科の授業に影響がなく受講できることに魅力を感じ受講しました。私の場合、平日は所属する研究室へ通っているため、夜の講義を選択することで、スケジュール調整ができ、とても有意義な時間の使い方ができました。特筆すべき点は、プログラムの内容がとても充実していたことです。「聴衆を惹きつけるプレゼンにするにはどうしたら良いのか」という大きなテーマのための課題に取り組み、イントロダクション、効果的な映像資料の使い方や話し方、総合的な最終プレゼン、と徐々に段階を踏むことで理解を深めることができました。テキスト内容は具体的、かつ的確な指示が記されていたため、自学自習の時でも十分な知識と成果を得られました。課題提出時は、とても丁寧な添削をして頂いたので、理解不足である点をフィードバックすることもできます。その結果、プログラム終了時の最終プレゼンでは、受講前の自分には作れなかった新しい形のプレゼンを作ることができました。
     本プログラムは、本格的な英語のプレゼンに挑戦してみたい、でも、普段はスケジュールの都合がつきにくい方にお勧めします。皆さんも是非、このプログラムに参加してみてください。




    #03



    オンラインプログラムでみえたバディとのつながり
    向笠 紘平さん 工学部1年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2021年春 マレーシア・マラヤ大学「English Language Course」



     私が参加したプログラムの主な目的は参加者の英語力を総合的に向上させることであり、かねてから私は英語のスキルをさらに伸ばしたいと考えていたため、このプログラムに参加することを決意しました。プログラムでは、speaking & listening, writing, reading, grammarのそれぞれに対応するクラスが用意されていましたが、特にspeaking & listeningの授業が役に立ちました。この授業では、「無人島で生き残るには?」といったような堅苦しくないトピックを題材にディスカッションの練習をしたのですが、英語による本格的な議論の体験を重ねることで、自ら英語で意見を述べることへの抵抗感を大きく減らすことができました。
     このプログラムの一つの目玉は、日本からの参加者一人につき現地のバディが一人ずつついて、学習をサポートしてくれる点だと思います。バディとは、英語の勉強に関することを相談するのはもちろんのこと、お互いのその日の食事の紹介から、それぞれの国での宗教の存在といったセンシティブな内容まで、時間を忘れて語り合いました。バディとの交流は今でも続いていて、SNSを通してそれぞれの近況をシェアしています。私にとってバディとは私を支えてくれたかけがえのない存在であると同時に、このプログラムでしか得られなかった貴重な国際的つながりです。今後も大切にしたいと思います。




    #02



    “これ程までに充実したプログラム”に参加しない手はありません
    渡部 知子さん 文学研究科博士後期課程1年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2021年春 英国・ヨーク大学「実践英語とイギリス文化」



     正直にお話しすれば、論文テーマに関係する地域の大学という程度で、当初の参加希望の思い、このプログラムへの期待はそれほど大きいものではありませんでした。
     しかし、実際にプログラムが始まって直ぐに、心を打たれたことがありました。それは、ヨーク大学プログラム担当教職員の方々の情熱と、周到に準備された講義内容です。York-Strengths(これからの社会人として必要になる技能や姿勢)についてのプログラムでは、9つのStrengthsの説明後、ヨーク大学学生を含めた少人数単位でのディスカッションが実施されました。授業後に各自でまとめるJournalは、理解できたこと・疑問点・自身の異文化理解の変容などの報告でもありましたが、チューターの方が、全ての記述に対して丁寧にコメントして下さり、ライティングについての指導も頂きました。短期集中的な語学技能の向上が可能であることを実感できた次第です。動画によるVirtual Tour では、"Virtual"には"Real"とは違った利点が確かにありました。歴史的建造物や観光地を、効率よく、天候に左右されずに巡ることができましたし、建造物の細部に亘って観察できることも"Virtual"の強みだと実感しました。
     単に、「楽しかった」「よい経験になった」どころではない、実質的で刺激的な経験・学習ができました。企画に関わってくださった、東北大学とヨーク大学の先生方に、心から感謝しています。




    #01







    今までと違う留学で学んだこと
    浅沼 賢太さん 農学部 2年(プログラム参加時)  

    参加プログラム:
    2020年夏 アメリカ・モンタナ大学「アメリカ・モンタナ大学と行うVirtual Exchange Program」



     今回参加した「アメリカ・モンタナ大学と行うVirtual Exchange Program」は、コロナ禍で行われた最初のオンライン型留学プログラムの一つでした。
     プログラム内容は、モンタナの文化や環境等についての講義を受け、モンタナ大学の学生とグループディスカッションを行い、その議論結果を全体に向かって発表するというものが主でした。他には、日本語についての授業があったり、最終日にはプレゼンテーションがあったりしました。ただ、私が一番楽しかったのは、講義以外で実施された現地家族との交流です。バーチャルホームステイの機会があり、私が交流した家族の娘さんとその友達が歓迎の歌を歌ってくれた事はとても印象的でした。
     留学をするからには多くのことを学びたいという人が多いと思います。私自身、参加の事前準備として達成目標を設定しましたが、日常生活で常に英語を話す必要が無く、授業時間が比較的短いオンライン型留学では、この機会を通して何を得たいのか、何を上達させなければならないのか、より明確な意思を持って臨まなければ有意義な時間は過ごせなかったと思います。また、その目標を達成するために、積極的に授業内で発言をしていくチャレンジ精神を求められているように感じました。
     通常と違った留学形態であるからこそ、このような気づきが生まれました。ピンチをチャンスに変えるように、新たな気づきを手に入れられる機会でもあったと思います。今回のオンライン型留学は、今後の大学生活に活かすことのできる良い経験だったと思います。