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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

2024年度第2回 グローバルリーダー認定証授与式

2024年度第2回グローバルリーダー認定証授与式集合写真


日時2025年2月3日(月) 17:00~17:30
会場片平北門会館エスパス

2025年2月3日(月)、東北大学片平北門会館にて、2024年度第2回「東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)グローバルリーダー認定証授与式」を開催しました。



グローバルリーダー認定証はTGLプログラムに参加し、所定の条件を満たしてグローバルリーダーに認定された学生に授与されるものです。
今年度後期は19名が新たにグローバルリーダーに認定され、そのうち15名が授与式に出席しました。

式典では、滝澤理事により、冨永総長からの認定者に対するお祝いと激励の言葉が代読され、参加した受賞者1人1人に対して認定証が授与されました。 また、認定者を代表して薬学部4年の松田涼さんがスピーチをし、認定に至るまでの苦労やプログラムを通して自身が成長できたこと、ご自身の体験をもとにグローバルリーダーを目指す意義について述べました。

  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者代表スピーチ


これまでに認定されたグローバルリーダーは今回の認定者を含めて279名となりました。
認定者の皆さんの今後のますますの活躍を期待しています。

グローバルリーダー認定者一覧はこちら



グローバルリーダー認定者代表挨拶

薬学部4年 松田 涼さん

この度は、TGLグローバルリーダーに認定して頂けたこと、誠に光栄に存じます。また私達のためにこのような素晴らしい授与式を開催して頂き、認定者を代表して御礼申し上げます。

私は現在、生物がつくり出す「天然物」とよばれる物質に焦点を当て、その形成を担う酵素の機能を変えることで、自然界には存在しない新しい構造の有機化合物をつくるという研究を行っています。この研究によって、薬の候補となる化合物の種類を拡大させることができ、有効性の高い新たな薬の創造に繋げることができます。しかし、この研究分野は近年に確立されたものであり、その研究は特に海外で急速に発展してきています。私は学部1年生の頃にこの分野を知り、その研究意義と将来性に惹かれ、この研究分野を発展させたい、と思うようになりました。それをきっかけに、私は海外で活動していくことに興味を持ち、将来は世界で活躍する人材になることを目指して、TGLプログラムへの参加を決意しました。

薬学は、医療の基盤を担う学問であり、特に近年ではよりよい薬を創るための競争が激しく、薬となるもののターゲットも常に変化し続けています。このような学問においては、いかに新しいものを見つけるか、ということが何よりも重要となります。そこで、グローバルリーダーとして、世界を舞台に活動することができれば、世界中の様々な研究者と関わり、そこで様々な価値観や倫理観を学びながら新たなものを見出す発想力を深めることで、より発展した研究を行うことができるのではないかと思います。

しかし、薬学部のグローバルリーダーは7年前に初めて1名が認定されて以降、1人も輩出されていませんでした。私自身も、TGLプログラムの受講の際、本学部の膨大な数の授業や実習で忙しく、加えて人気の研究室に行くためには常に高い成績を収めなければならないというプレッシャーに押しつぶされそうになり、TGLプログラムのポイントを重ねていくのには多くの苦労を要しました。しかし、TGLプログラムを通して、特にカルフォルニア大学デービス校への短期留学の際は自分の力だけで研究室訪問や大学の授業聴講を実現させたことで、自身の行動力を大きく向上させることができ、これから目標に向かって様々なことに挑戦するハードルを下げることができました。このように、世界で活躍していくためのスキルを早い段階で身に着け、自身の目標の達成をより現実的なものにするという点で、薬学部を含む全ての学部生がグローバルリーダーを目指すことには大きな意義があると感じています。

TGLグローバルリーダーに認定された皆さんは、これまで多種多様な経験を積み、各々が全く異なる道へ進んでいくことでしょう。しかし、その根本として、将来は世界を舞台として活躍していくことには変わりないと思います。そして、TGLグローバルリーダーの認定はそのスタート地点にすぎません。したがって、これまで培ってきた経験を無駄にはせず、同じ理念を持つ同志として、自信を持って共に挑戦し続けましょう。

ここまでの道のりは、冨永総長をはじめとする多くの先生方、職員の皆様のご指導、そして両親や友人のサポート無しでは乗り越えることができませんでした。この場をお借りして深く感謝申し上げます。そして、私がTGLグローバルリーダー認定を得たことが、これからの薬学部の学生のグローバルリーダーを目指すきっかけとなることを強く願っています。

最後に、これからTGLプログラムを受講し、グローバルリーダーを目指すみなさんに向けてのメッセージを英語で伝え、私からの挨拶とさせていただきます。

I am proud to have received my certification as a global leader. Also, as the representative of the recipients, I wish to thank the university for holding this award ceremony for us. I have learned many things through the TGL program, so I would like to share an important mindset for being active on the world stage.

I especially learned that “challenging myself” is very important to realizing what I really want to do. When I studied in the US, I tried hard to make appointments to visit some laboratories. At that time, I realized what I wanted to do at one famous laboratory, although I had failed at others. This achievement was possible because I challenged myself to make the appointments. In this way, we may not always be able to do what we want by challenging ourselves. However, to achieve a goal, we must challenge ourselves without fear of failure. I think this mindset is very important to becoming a global leader.

Even if the goal is very challenging, you might find that it is more manageable than you think when you actually try it. Then, if you achieve it, you will have confidence in yourself. It will make you motivated to try everything and develop the skills need for your next goal.

I would like to conclude my speech by expressing my expectation for you all to play an active role in the world. Thank you.



なお、授与式については東北大学のウェブサイトおよびSNSにも記事が掲載されています。
東北大学ウェブサイト(日本語版)
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英文の記事が、東北大学のグローバルサイトおよびSNSにも掲載されています。併せてご覧ください。

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授与式後の和やかな写真撮影