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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

2023年度第2回 グローバルリーダー認定証授与式

2023年度第2回グローバルリーダー認定証授与式集合写真


日時2024年2月15日(木) 17:00~18:00
会場片平北門会館エスパス

2024年2月15日(木)、東北大学片平北門会館にて、2023年度第2回「東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)グローバルリーダー認定証授与式」を開催しました。



グローバルリーダー認定証はTGLプログラムに参加し、所定の条件を満たしてグローバルリーダーに認定された学生に授与されるものです。
今年度後期は24名が新たにグローバルリーダーに認定され、そのうち20名が授与式に出席しました。

式典では、大野総長より認定者に対し、お祝いとともに「グローバルな視野をもって課題に立ち向かい、平和のために貢献できるリーダーが今ほど必要とされている時代はありません。様々な社会背景や価値観、経済の仕組みなどを深く理解し、広く物事をみることができる俯瞰力と、柔軟な思考力をもってコミュニケーションをとり、他国の人とも信頼関係を築くことができるリーダーになっていただきたい」と激励の言葉が贈られ、 参加した受賞者1人1人に対して認定証が授与されました。

また、認定者を代表して理学部4年の吉本壮汰さんがスピーチをし、コロナ禍でオンライン受講となった「グローバルゼミ」などの授業を通して成長できたこと、自身にとって大きな経験となった交換留学、そこで出会った大切な友人の存在について語りました。また、認定後もリーダーシップをキーワードにつながることで、互いに学びあえるコミュニティとしてTGLプログラムを育てていきましょうと参加者に呼びかけました。



  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者代表スピーチ


式典終了後には、記念撮影や認定者と大野総長らとの懇談が行われ、和やかな雰囲気の中、認定されたばかりの学生の皆さんが大野総長に次々に質問を投げかけたり、アドバイスを伺ったりしました。

2023年度にTGLプログラムで認定されたグローバルリーダーは42名で、年間の認定数としては過去最多となりました。 また、これまでに認定されたグローバルリーダーは今回の認定者を含めて243名となりました。
認定者の皆さんの今後のますますの活躍を期待しています。

グローバルリーダー認定者一覧はこちら



  • 集合写真
  • 懇談の様子1
  • 懇談の様子2
  • 集合写真2

グローバルリーダー認定者代表挨拶


理学部4年 吉本 壮汰さん

この度は、グローバルリーダーとして認定して頂けたこと、誠に光栄に存じます。また私達のためにこのような素晴らしい授与式を開催して頂き、認定者を代表して御礼申し上げます。

来る日も来る日も、汗を流して柔道に打ち込んだ高校時代。私の世界への挑戦はそこから始まりました。日本人の誇りを持って世界で活躍する一流選手は自分の憧れであり、彼らを見るたびに「世界に飛び出して活躍したい」という思いが奮い立っていました。実力だけでなく視座を高く持ち世界を舞台に戦う選手たちは、人としても尊敬できる存在でした。そんな彼らのようになりたい。その思いに駆られて、世界への歩みを始めました。

大学入学して間もなく始まった授業「グローバルゼミ」は、コロナ禍によるオンライン受講という状況でも、人とのつながりの強みを思い出させるような刺激的な時間でした。そこでは、個性的なクラスの仲間と世界が抱える課題について議論し、解決のアイデアを出し合いました。先生やTAの方からのフィードバックは、時に辛辣で、心折れそうな時もありました。しかし、それらをチームの仲間と協力して乗り越えた経験は、様々な人と協働しながら、課題解決に取り組む上での基礎となっていたと感じます。

また、国際共修授業での経験は、「日本人だからこうするべき」という思い込みを一新し、グローバルな課題に対して、「自分ならどう考えるか」という、当事者意識を自分に植え付けました。授業の中で、出身や人種など関係なしに、意見を交わした経験は、自身の理解の浅さを痛感させ、そのおかげで課題の背景や文脈を理解しようとする姿勢が身につきました。

交換留学は、日本で想像していた世界のイメージを一新した経験でした。異文化体験よりもはるかに密度の濃い、異文化に飲み込まれる経験は、自身の価値観を圧倒し続けました。時に、自信をなくした自分を助けてくれたのは、現地で出会った大切な友人でした。自分の素直な思いを親身に聞いてくれた経験を経て、等身大の自分でいいのだと思えるようになり、自分を信じることができるようになりました。

TGLプログラムを通して、私たちは個性を伸ばし、向上心を持ってリーダーシップを発揮してきました。このプログラムを通して出会った人たちが、それぞれ主体的に行動する姿は、自身の刺激になりモチベーションにつながりました。そんな皆さんは、グローバルリーダーとして、この日を境に新たなスタートを切ることと思います。しかし、今日一回きりの出会いでこのプログラムでできたつながりを終わらせていいのでしょうか。自分は、グローバルリーダー認定後も一つの共通の思いを持った人たちがつながりあえる機会が必要だと感じています。

そのためにも、今日ここに集まったグローバルリーダー認定者の皆さんやTGLプログラムの運営に携わっている先生方、また大野総長に伝えたいことがあります。TGLプログラムを経験した人々が、グローバルリーダー認定後も、リーダーシップをキーワードにつながり、互いに学びあえるコミュニティとして、TGLプログラムを育てていきませんか。そうすることで、知識の共有や交流を通して、自身をアップデートしていくことができると感じます。また、これからグローバルリーダーを目指す学生ともつながることで、次のグローバルリーダーの学びを手助けできます。ぜひ、そんなコミュニティを、学生が主体となって作りたいです。そして、東北大学に支えていただきながら、TGLCAと協力して、そのコミュニティを大きくしていきたいです。

最後に、ここまでの道のりは、自分1人で達成したものではなく、これまで出会った多くの友人、先生方のおかげだと感じています。また、自身の決断を信じてくれた両親の支えがなければ、今日私がここに立つことはありませんでした。この場をお借りして深くお礼申し上げます。最後に、これからグローバルリーダーを目指す皆さんに向けてのメッセージを英語で伝えさせていただき、私からの挨拶とさせていただきます。

I am honored to be with you today at this commencement for one of the coolest universities in the world.

I would like to share one proverb which I was impressed with recently. That is “If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.”

Before I entered university, I believed that I can rely only on myself to achieve my own goals. This was because I was afraid of expressing myself and thought it is way more efficient to get everything done by myself. I told myself that there is no need to join hands with others.

But I was wrong.
I have learned the significant power of connecting with others. Study abroad and international experiences taught me that. I can be myself in front of people who share the same goal. Working together sometime gets messed up. But when we have a shared goal, we share our own values, empathize with each other, and discuss issues passionately. Finally, we can achieve a further goal.

From this moment, we are going to begin a continuing journey as Tohoku University Global Leaders. Each of us has a different goal but do not forget this. We can connect in various ways under the same goal. Please don't be afraid of connecting. This global community is always here to connect us.

Someday when our paths cross, let’s face this challenging world together.



なお、授与式については東北大学のウェブサイトおよびSNSにも記事が掲載されています。
東北大学ウェブサイト(日本語版)


英語版の報告記事もぜひご覧ください
東北大学Global Site(英語版)
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