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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

2022年度第2回 グローバルリーダー認定証授与式

2022年度第2回グローバルリーダー認定証授与式集合写真


日時2023年2月3日(金) 17:00~18:20
会場片平北門会館エスパス

2023年2月3日(金)、東北大学片平北門会館にて、2022年度第2回「東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)グローバルリーダー認定証授与式」を開催しました。



グローバルリーダー認定証はTGLプログラムに参加し、所定の条件を満たしてグローバルリーダーに認定された学生に授与されるものです。
今年度後期認定では18名が新たにグローバルリーダーに認定され、そのうち16名が授与式に出席しました。

式典では、大野総長より認定者に対しお祝いと激励の言葉が贈られ、参加した受賞者1人1人に対して認定証が授与されました。
また、認定者を代表して理学部3年の武田与さんがスピーチをし、コロナ禍で通常とは異なる大学生活の中でTGLプログラムや課外活動を通して学んだことや今後の目標などについて語りました。



  • 大野総長からの祝辞
  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者に証書授与
  • GL認定者代表スピーチ


また、式典終了後には、記念撮影や認定者と大野総長との懇談が行われました。 限られた時間でしたが、和やかな雰囲気の中、認定されたばかりの学生の皆さんが次々に総長に質問を投げかけていました。

2013年度にスタートしたTGLプログラムで、これまでに認定されたグローバルリーダーは、今回の認定者18名を含めて202名となりました。
認定者の皆さんの今後のますますの活躍を期待しています。

グローバルリーダー認定者一覧はこちら



  • 集合写真
  • 懇談の様子1
  • 懇談の様子2
  • 認定者

グローバルリーダー認定者代表挨拶


理学部3年 武田与さん

この度は、グローバルリーダーとして認定して頂けたこと、誠に光栄に存じます。また私達のためにこのような素晴らしい授賞式を開催して頂き、認定者を代表して御礼申し上げます。

私が大学に入学した3年前、世界では新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが生じていました。入学から半年間は地元の栃木県で充実したオンライン授業に励む一方で、人と人との繋がりが薄れている事や仙台で新たな人との出会いができないことを歯痒く感じていました。 その間私にとって最も刺激的な時間が、オンラインで開講されたグローバルゼミでした。ゼミではグローバル人材に必要な様々なスキルを知ることからはじまり、グループディスカッションやSDGsをテーマにしたプレゼンテーションで実践的に学んでいきました。多くの仲間とともに、コロナ禍の制限をはねのけるほど溌剌とした意欲的な場を作り上げていきました。

グローバルゼミを修了した後には、課題解決型演習で世界各国の学生と完全オンラインの協働プロジェクトや、カリフォルニア大学デイビス校へのオンライン留学を経験しました。そこでできた海外の学生達との繋がりは現在も続いています。垣間見える世界各地の大学生の学生生活からは、リアルタイムでのグローバルな話題が提供されています。また彼らのインターンシップの様子は、私自身のキャリア構築への良い影響を与えてくれています。バックグラウンドが異なる私達でも、友達として良い刺激を与え合うことで、関係構築力などを総合した人間力が向上したと感じています。

グローバルリーダーへの道のりは、今日ここに出席されている認定者の方々1人1人の興味と関心による、十人十色の道だったと思います。私の場合は、発展途上国の貧困と地球環境問題に興味があります。私は東北大学フェアトレード推進サークルamoという団体で、発展途上国と先進国を結びつける公平な貿易を意味するフェアトレードを広める活動をしています。実はフェアトレード商品は、価格や品質の面から賛否両論があります。しかし私は両者の声に傾聴し、商品の背景を考える大切さを忍耐強くわかりやすく伝え続けてきました。また、海洋プラスチックゴミ問題に取り組む企業において、環境問題の啓発映画を作るお手伝いをさせて頂きました。現在その映画は、様々な国際的な映画祭に出展されており、映画を通して世界中の人々に日本のプラスチックリサイクル技術を発信し続けています。
人対人で関わり合っていくことで、浅い理解で生じていた誤解が解けたり、情報発信の新たなアイデアが湧いたり。授業をこえてなお広がる繋がりにも、TGLプログラムで学んだ傾聴力や多様性の受容力が活きています。

TGLプログラムは、人と人が様々な壁を越えてグローバルに繋がっていく多様な形を教えてくれました。私達はこれから、コミュニケーション力や英語力を土台に、自分の興味関心から得た多くの知識や経験を組み合わせることで、グローバルリーダーとして世界へ羽ばたきます。そのモチベーションの1つは、プログラムで出会った仲間達の存在です。パンデミックにより繋がりが失われた世代だからこそ、私達は繋がりの大切さを誰よりも知っています。活躍の場は違えども、同じ志を持つ仲間として共に精進し続けましょう。
ここまでご指導・ご支援下さった、大野総長をはじめとした先生方、関係者の皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。そして最後に、私の東北大学グローバルリーダーとしてのVisionを決意として英語で述べ、挨拶とさせて頂きます。

Through the TGL program, I’ve learned that the most important things to live in this diverse society are to master our own specialized fields based on our own interests and to keep discovering new horizons.

My field is Earth Science, and one of its purposes is to identify the past environment from carbonate. By constructing a system of the Earth’s climate, it’ll be possible to forecast the future environment. To achieve this goal, it’s necessary to think about aspects of Sedimentology, Geochemistry, Geophysics, and also Paleontology. One can see the problem partially as a researcher of one field, but along with academic development, overall ability is lost.

Tohoku University has three great policies, and one of them is “Research First.” As a Global Leader of this university, I want to think about how specialized and social values should coexist in the world. Consequently, I hope various research connects with society, and the value of researchers is reevaluated. At this time overall ability is needed.

To keep broadening my horizons, and to find the value of research —this is my vision as a global leader. Please discuss your fields of research and make this world more interesting.

Thank you.



2022年度第2回グローバルリーダー認定証授与式学生写真


なお、授与式については東北大学のウェブサイトおよびSNSにも記事が掲載されています。
東北大学ウェブサイト(日本語版)
GLC Twitter(日本語版)
GLC Facebook(日本語版)



英語版の報告記事もぜひご覧ください
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