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東北大学グローバルラーニングセンター GLOBAL LEARNING CENTER, TOHOKU UNIVERSITY

平成27年度第2回 グローバルリーダー認定証授与式

日時2015年 12月14日(月) 17:00~17:30
会場川内南キャンパス 東北大学附属図書館本館1号館 1階 フレキシブルワークエリア

 平成27年度第2回グローバルリーダー認定授与式では、花輪理事からTGLプログラム及びグローバルリーダー認定制度の概要の紹介の後、里見総長より激励の言葉と共に認定者へグローバルリーダー認定証が贈られました。認定者を代表して柏瀬あすかさん(経済学部3年)が挨拶し、「グローバルリーダーとして将来アジアの発展に貢献できるよう励んでいきたい」との抱負を述べました。
 なお、1月以降に交換留学に出発予定の優秀な学生に贈られる「東北大学基金グローバル萩海外留学奨励賞」の授与式と同時に開催され、受賞者に賞状が授与されました。受賞した学部生3名のうち2名はTGL学生であり、海外留学から戻った後には、グローバルリーダー認定者として再び授与式に参加することが期待されます。


平成27年度後期 グローバルリーダー認定者一覧



受賞者挨拶 経済学部3年 柏瀬あすかさん

 このたびグローバルリーダーに認定していただいたことを非常に嬉しく思うと同時に、ここまで自分を支えてくれた仲間や先生方、そして家族に感謝の気持ちでいっぱいです。東北大学に入学してからこれまでの大学生活を振り返ると、2年半という短い時間であるにもかかわらず、様々な経験をさせていただきました。特に、グローバルリーダー育成プログラムでは、自分と同じように海外に興味を持つ仲間に出会い、実際に世界で活躍する方のお話を聞いて刺激を受けることが多く、普段の授業とはまた違った学びの機会を得ることができました。その中で、最も自分を変えることとなった出来事が、昨年の夏に参加したStudy Abroad Programです。私は大学2年生の夏にベトナムに短期留学をしました。渡航先では、自分の語学力不足を痛感すると同時に、授業や現地の学生との交流を通してアジアと教育・経済の発展に関心を持つようになり、帰国後にゼミナールを決定するする大きな理由となりました。また、自分が興味を持っているアジアへの理解を深めるため、この9月からは国立台湾大学に交換留学をしており、中国語・台湾やアジアの歴史・社会について学んでいます。
 これまでの活動や現在の交換留学を通して私が感じていることは、異文化を理解することの重要性です。留学や国際会議で様々な国の学生と話をする中で、自分にとっての当たり前が通用しない経験をしてきました。そこで、まずは自分と相手の育った環境や文化の違いを知り、そこから相手の考えや自分との価値観のギャップまで理解することが、人とかかわるうえでは必要不可欠であると考えるようになりました。そして、この違いを理解することは、学生同士の交流にとどまらず、社会問題の解決や、国境を越えた課題を考える際にも非常に重要になると感じています。
 今回のグローバルリーダー認定は自分にとっては通過点であり、今後も異文化への理解を深められるよう勉強し続けようと思っています。また異文化理解をゴールにするのではなく、その過程で得た知識や経験を活用し、現在自分が興味を持っているアジアの発展に、将来貢献できるよう励んでまいります。さらに、自分自身の成長のためだけでなくグローバルリーダーとして、これまでのTohoku University Japanese Programへのボランティアとしての参加や、Study Abroad Program説明会での情報発信のように、東北大学の国際化への貢献を今後も行っていきたいと思います。