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★ICL-Channelsプロジェクトとは?★

 

ICLとは “Intercultural Collaborative Learning”(国際共修)の頭文字をとったことばです。複数の学習者が言語や文化的背景の違いを認め合い、それらの違いを取り入れて学び合う学習活動を指します。学習者がお互いに物事へのアプローチやコミュニケーション・スタイルから学び合うことで、視野の拡大、批判的思考力の習得、自己効力感の増大など内面的成長を遂げることが期待されます。


ICLを取り入れている国内の大学が参画し、オンラインを活用してICLを展開するプロジェクトが、 “ICL-Channels”です。ICL-Channelsは「国際共修ネットワークによる大学教育の内なる国際化の加速と世界展開」として、2021年度「大学の国際化促進フォーラム」に採択されました。ICL-Channelsプロジェクトは、東北大学が幹事校となり、参加大学間での国際共修(ICL)教育活動の連携を通じてICLモデルを構築します。

 

★ICL-Channelsプロジェクトへの参加を通して得られるメリット★


国際共修での学びは、皆さんの学生生活やその先の将来にも有益なチカラを育てることにつながります。例えば、あなたが留学を考えている場合、語学力に加えて事前準備が必要なスキルとして、異文化理解能力(異なる文化を理解し受容しようとする力)や国際教養力(世界で起きていることを観察・分析・理解し、主体的に行動する力)が挙げられます。国際共修での多様な学習者とのコミュニケーションは、まさにこの力を養うものです。ときにハードルが高いなと感じることがあるかもしれませんが、留学に向けたレディネスを高める場、さらに留学から帰ってきた後も、身につけたスキルを維持・発展させる場として、ぜひ国際共修を活用してみてください。


もちろん、国際共修は留学希望者・経験者だけのものではありません。そこで得られる学びは、皆さんの誰もが経験することとなる就職や進学に関する各種試験、そしてその後にわたる社会での活躍にも影響をもたらします。例えば、就職活動でもよく経験するグループディスカッションでは、「グループ内での役割を意識しながら思考し、議論する」「初対面の人ともコミュニケーションを取って一つの結論を出せるようにする」といったスキルが必要です。国際共修は、グループでの協働をメインにデザインされるため、多様な価値観が共有される環境において、他者との望ましい関わり方を常に模索する学びを経験できます。そこで養われた力は、社会生活における様々な場面で応用が可能です。加えて、国際共修を通じた視野の拡大や異文化間能力の向上は、アカデミアの世界に進む学生にとっても糧になると考えられます。海外の大学院を含めて進学先を広く検討すること、そして進学後も世界中の研究者と協力し、対等な関係を築いていくことに寄与するでしょう。


このように、国際共修はあらゆる学生の目標に寄り添う授業内容になっています。そこで得られるグローバルな学びは、卒業後のどのようなキャリアにおいても、皆さんのさらなる成長と活躍を後押しするものとなるでしょう。まだ「国際共修」ということばに馴染みがなくても、まずは気軽にその門を叩いてみてください。「参加してよかった」と思える経験や仲間との出会いがあなたを待っています。

 

Japanese Website

ICL-Channels website


English Website

ICL-Channels website