今回で2回目となる、大学院生対象の分野横断型リサーチ・キャンプを開催します。"Pioneering Ideas: From Graduate Research to Societal Change" をメインテーマに据え、研究成果の社会展開を考えます。2日間にわたるリサーチ・キャンプに参加する大学院生を募集します。

本キャンプでは、研究成果を活かした社会課題の解決や新たな価値の創出、大学院修了後のキャリア形成、大学院生時代に養うべき資質・能力について、全参加者で議論します。 経験を共有し、ともに考えるフェローとして、現在JETROにて活躍する東北大学大学院修了生や、デジタル・ウェルビーイングのためのAI駆動ソリューションの開発に挑む起業家をお迎えします。

※本キャンプは、東北大学、関西大学、千葉大学の3大学が連携して推進する教育および人材育成のイニシアティブ「JIGEプロジェクト」の一環として実施します。また、一部企画は、仙台市の外国人起業支援プログラム「SENDAI Global Lounge」と共催します。


実施日程 2026年2月7日(土)午後1時 ~ 2026年2月8日(日)午後3時
実施形式 対面
使用言語 日本語 ※必要に応じて英語の補助があります。
会場 東北大学 青葉山新キャンパス マテリアル・イノベーション・センター4階 青葉山ガレージ(地図) 
対象者 東北大学、関西大学、千葉大学に所属する大学院生
参加費 無料
※ 会場までの交通費、宿泊費および食費は自己負担となります。初日夜には、食事つきの交流会に無料でご参加いただけます。
事前セッション 2026年2月1日(日)9:00-10:30 ※オンライン実施
話題提供 & ファシリテーター:エニカ・バナージー先生
(ノースカロライナ大学シャーロット校 Senior Lecturer of Japanese)

概要:複数の国・地域で培ったビジネス、研究・教育の経験を踏まえ、「国際社会で活躍するためのスキル」をテーマに話題提供する。世界を移動しながら働くことの意義や、その際に求められる資質、将来多国籍チームで活躍するために大学院生のうちに経験しておくべきことなどについて、参加者とのインタラクションを交えながら共有する。

※ 参加申し込みをされた方には、追ってZoomのリンクを送付します。
概要 ◆ スケジュール ◆
※最新情報は随時更新します。時間はいずれも日本時間です。

1日目:2/7(土)13:00-20:00
  • 13:00 ウェルカム・セレモニー
  • 14:00 キャリア・セッション:「キャリアを導くものとは: 経験を振り返り、未来を考える」
    登壇者:柏瀬あすか氏(独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)企画部企画課プロジェクト・マネージャー)
  • 16:00 起業ワークショップ:「ガラケーひとつで創るスタートアップ」
    登壇者:フリッヅェル・ケンダル氏(レックステック株式会社CEO・創業者)、ビルケダール・ハンス氏(レックステック株式会社CTO・創業者)
  • 18:30 交流会

2日目:2/8(日)9:00-15:00
  • 9:00  研究発表&共通課題発見ワークショップ
    概要:少人数チームで互いの研究を紹介し、各メンバーが取り組む研究を融合させて解決できそうな社会課題を見つける。分野横断的な発想を育む。
  • 13:00 グループ発表・リフレクション
  • 14:30 クロージング・セレモニー

    ◆ 登壇者略歴◆

    柏瀬あすか氏
    独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
    企画部企画課プロジェクト・マネージャー

    東北大学大学院経済学研究科修了(修士)。2018年4月にJETROに入構し、貿易、直接投資、日本企業の海外ビジネス活動に関する調査に従事(2018~2023年)。2023年から2年間、台湾の商業発展研究員に訪問学者として勤務し、台湾の経済や政策に関する研究を行った。2025年2月よりJETRO本部企画課に所属。

    〇 JETROのウェブサイトはこちら

    フリッヅェル・ケンダル氏
    レックステック株式会社 CEO・創業者

    スウェーデン出身のクルド系起業家。リンシェーピング大学にて経営工学・マネジメント(専攻)および日本学(副専攻)を学び、学士課程3年次には東北大学へ交換留学をした。その際、子どもたちの間で深刻化するゲーム障害やデジタル依存の問題を知り、自身も若い頃にインターネット依存や社会的孤立を経験したことから、強い問題意識を持つようになった。 この世界的なメンタルヘルスの課題を解決したいという思いから、大学の起業家コンテストに挑戦し、東北大学「ACADEMIA IN ACTION」で最優秀賞を受賞。その後、ゲーム障害の早期発見を実現するAIスクリーニングツールを開発するスタートアップ、レックステック株式会社を共同創業。2025年には事業推進のため来日し、本格的に会社の成長に取り組んでいる。

    ビルケダール・ハンス氏
    レックステック株式会社 CTO・創業者

    スウェーデンと日本にルーツを持つエンジニア/起業家。リンシェーピング大学で応用物理学・電気工学を学び、交換留学で京都大学にも在籍したことで、日本との結びつきを深めた。その後は、スウェーデンの Toyota Material Handling Manufacturing にて機械学習エンジニアとしてR&Dに従事。幼少期に友人たちがゲームやSNS依存に苦しむ姿を見てきた経験から、より健全なデジタル習慣を支える技術をつくりたいという強い動機を持つようになった。 ケンダルとともにレックステック株式会社を共同創業し、AI を活用したゲーム障害の早期発見・予防ツールの技術開発を主導。テクノロジーは人のウェルビーイングのためにあるべきだという信念のもと、日本に希望を取り戻し、世界にも拡大可能な解決策を届けることを目指す。2025年には事業へ専念するため来日。

    〇 レックステック株式会社のWebサイトはこちら
募集締切日 2026年1月13日(火)正午
参加申込方法 下記「お申し込みはこちら」より必要事項を記入してお申し込みください。
注意事項
  • ・参加者は、原則、2日間の全日程に参加することが求められます。
  • ・申込後のキャンセルは受け付けません。やむを得ない事情でキャンセルしなければならない場合は、すぐに事務局までご連絡ください。
  • ・自分が現在取り組んでいる研究について、専門外の人にわかりやすく伝える10分間のプレゼンテーション資料を準備してきてください。
共催 SENDAI Global Lounge