独立行政法人 国際協力機構(JICA)が新設する共創型インキュベーションプログラム「Social Innovators Hub(SIH)」の全国初の開催地に、東北大学が選定されました。

SIHとは ~プログラムの目的~

このプログラムは、途上国と日本の知恵と想いを繋ぐ、ソーシャル・インキュベーション・プログラムとして発足しました。日本と開発途上国の学生がともに学び、ビジネスを通じて各国の社会課題解決を目指す「次世代の社会イノベータ」を育成します。
今回のテーマは環境分野(サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブなど)、防災分野です。これらの分野の社会課題に関心が高く、解決に向け行動したい東北大学の学部生・院生と、開発途上国からの参加者が共創し、プロフェッショナルな指導や助言を受けながら、解決策に資するビジネスプランを作成します。また、グローバルなネットワーク構築により、その後のアイデア実装や発展を目指します。


開催場所東北大学など(オンラインと集合研修のハイブリッド型)
期間2024年8月5日~9月29日まで(予定)
• 講義 : 1.5時間 × 週に2~4回
• ワークショップ: 4時間 × 週に1回
• メンタリング: 30分 × 週に1回
• プロジェクトワーク: チームごとに時間設定(週に10時間程度)
• フィールドワーク: 期間中2回程度
応募方法詳細は下記よりJICAのウェブサイトにてご確認の上、ご応募ください:
https://www.jica.go.jp/information/event/20240311_sih.html
応募締切2024年5月15日(水) 23:59
1次審査応募はこちら:https://sih.throttle.biz/login
言語英語
研修受講料無料
参加予定国日本、ナイジェリア、ペルー、インドネシア、モンゴル
• 東北大学の学部・大学院から9人程度
• 海外からは各国3人程度

※本セミナーの修了成果は授業担当教員の判断により、東北大学の単位として認定される場合があります。


プログラムのポイント 

  • (1) 社会課題解決ドリブンなプログラム設計
      参加者が熱意をもって取り組みたい社会課題の特定・解決手法の検討をサポート

  • (2) “日本の強み”を途上国課題の解決に活用
      日本のトップ大学が有する技術・知見を紹介

  • (3) プロジェクトを主とした実践的なプログラム
      グローバルで再現性の高いメソドロジを提供

  • (4) 実践的なビジネススキルを伝授
      事業計画、資金調達、インパクト評価手法等を、経験豊富な講師陣がレクチャー

  • (5) 多様性に富んだ創発の場の設計
      文化的背景の違う4か国の参加者と、日々壁打ちを実施

SIH発足への思い 

国際協力機構(JICA)はこれまで70年にわたり、開発途上国への国際協力を手掛けてきました。
その間、世界経済は著しく成長し、人々の生活は便利になりました。
一方、経済成長の傍らで、差別や貧困、教育や保健の不足といった様々な社会問題に苦しむ人がいます。 また作ったら捨てる、直線的な消費は自然資本の減耗に繋がり、産業活動に起因する気候変動の影響は人々の生活にとって脅威として返ってきています。
そこで私たちは、従来の開発の「ものさし」では測れなかった価値を捉えなおし、イノベーティブな視点で人々と地球のより健やかな未来を創っていく、そんな想いを持つ人々が学び、繋がり、変化を起こすための共創の場が必要と考えました。
本気で世界を変えていきたい、そんな情熱を持つ多様なバックグラウンドの方からのご応募をお待ちしています。
Change your mind, Innovate the future.




問い合せ先

本件に関するお問い合わせは JICA SIH お問合せフォームから

東北大学
教育・学生支援部留学生課国際教育係
連絡先:sed2*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)