12月12日(月)に東北大学片平北門会館エスパスにて、「2022年度第2回東北大学基金グローバル萩海外留学奨励賞授与式」を開催しました。 グローバル萩海外留学奨励賞は海外留学する優秀な学生に授与されるものです。

今回は8名の学生が受賞し、授与式では、関係者参列のもと大野総長より激励の言葉と共に出席した7名にグローバル萩奨励賞が贈られ、代表者が挨拶し今後の抱負などを述べました。

受賞者代表
文学部3年 鈴木 こはとさん

この度は、グローバル萩海外留学奨励賞をいただき、誠にありがとうございます。
このような名誉ある賞を受賞し、東北大学の代表として留学に行くということで、たいへん身の引き締まる思いです。

私は文学部で日本語教育学を専攻しており、将来は海外で日本語教師として働くことを目指しています。東北大学に入学後、留学生と交流する中で、日本に興味を持ち、一生懸命日本語を勉強している人が私の想像以上にたくさんいることを知りました。とてもうれしくなったと同時に、そういった学習者をサポートしたいという気持ちがだんだんと強まり、日本語教師を志すようになりました。

勉強を進める中で、授業で学ぶ日本語と実生活で使われる日本語との間に乖離があり、母国の授業ではうまく話せていた学習者が、日本に来てからコミュニケーションに困難を感じてしまうという課題が見えてきました。この課題の解決に寄与するためには、教室外では日本語を使う機会がない外国で、どのような日本語教育が行われているかをこの目で確かめる必要があると考え、留学を決意しました。留学先に選んだ韓国は、日本語教育が盛んな国の一つであり、中高生から第二外国語として日本語を学んでいるという人も多くいます。また、韓国における日本語教育の歴史は古く、教育に関する実践が蓄積されています。留学では、大学の授業だけでなく、地域の日本語教室にも足を運び、多様な教育現場で日本語を教える機会をつかみながら、課題である教育現場と実生活で使用する日本語との乖離を減らす方法を探索したいと考えています。

私にとって留学は、これまでの私の人生の中で最大の挑戦です。失敗を恐れず、様々なチャレンジをしながら、自分の視野を広げ、今後の研究や教育者としての能力向上、そして外国人と日本人の共生のために、精一杯勉学に励みます。(一部抜粋)




なお、授与式については東北大学のウェブサイトおよびSNSにも記事が掲載されています。
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