グローバルラーニングセンターでは、夏季休業期間(2019年8月~9月)に短期海外研修「スタディアブロードプログラム(SAP)」を実施し、106名の学生を海外に送り出しました。



環境を生かすも殺すも自分次第
農学部2年 原田龍之介さん

参加プログラム: ベトナム・貿易大学「ベトナムで学ぶ文化と国際ビジネス」


SAP FTU

 私はベトナムで学ぶ文化と国際ビジネスプログラム (以下ベトナムプログラム)に英語のスピーキング力と行動力の向上を目的に参加しました。ベトナムプログラムは英語の勉強というよりも、英語を使って、授業、観光、企業訪問、プレゼンといった実践的な活動を行うことがメインでした。
 プログラムでは、現地のバディや海外からの参加学生との会話は英語で行うため、能動的に会話を始めることで、英語力の向上と行動力の養成が同時に達成できました。ベトナムでは、公用語が英語ではないため、このプログラムでは、あまり英語を話さずに生活することも可能でした。そのため、「与えられた環境を生かすも殺すも自分次第」ということを痛感し、能動的に行動することの重要性を感じ、自分から会話を始めたり、帰国後も長期留学の情報を積極的に収集したりするようになりました。
 また、このプログラムでは、現地の学生や海外大学からの参加者をはじめ、多くの人との出会いがあることも特徴です。多くの人に出会い、新興国であるベトナムの人々のバイタリティや野心を感じたり、違う文化圏の話を聞き、価値観の違いなどについて英語で意見交換したりできたことは、日本では味わうことのできない素晴らしい経験になりました。
 プログラムでの体験を通し、どんなに知識をインプットしても、それを行動に移さないと意味がないということを、外国という異文化の中で生活することで改めて思い知らされました。今後の大学生活では、今回の留学経験を活かし、常に自分の持つ考えを発信したり、行動を起こしたりしていきたいです。



将来への糧となった5週間
理学部3年 倉澤真帆さん

参加プログラム: オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学「オーストラリアで学ぶ実践英語」


SAP FTU

 私は英語で自ら発言できない自分や新しいことに挑戦しきれない自分を変えたいと思い、英語を沢山使うこと・初めてのことにも臆せずチャレンジすることを目標にオーストラリアの留学プログラムに参加しました。
 様々な文化が共存するシドニーではそれぞれが違うことを自然に受け入れる空気感が溢れていて、学校の教員やホストファミリーを始め、街で出会う人は皆親切で“初めて”に対する不安はすぐに楽しさに変わりました。以前は自信が持てなかった英語も、伝えようとする気持ちが一番重要だと気が付き積極的に話せるようになりました。日本国内では得ることのなかった体験や出会いを経て帰国した今、長期留学や海外インターンシッププログラムを選択肢に加え、自分の将来についてより広い視野で考えるようになりました。



■ 2019 年夏 SAP 派遣先、プログラム名、派遣人数は以下のとおりです。

SAP派遣先 プログラム名 派遣人数
カリフォルニア大学リバーサイド校(米国)「カリフォルニアで学ぶ多文化・多民族社会」20名
ハワイ大学マノア校(米国)「ハワイで学び体験する文化と歴史」15名
ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)「オーストラリアで学ぶ実践英語」20名
マラヤ大学(マレーシア)「マレーシアで学ぶ英語とマレーシアの歴史・社会・文化」20名
貿易大学(ベトナム)「ベトナムで学ぶ文化と国際ビジネス」8名
ウォータールー大学
(カナダ)
「カナダで学ぶ英語と文化体験」23名