8月8日(木)に東北大学片平北門会館エスパスにて、令和元年度第1回「東北大学基金グローバル萩海外留学奨励賞授与式」及び「東北大学挑創カレッジグローバルリーダー育成(TGL)プログラム グローバルリーダー認定証授与式」を開催しました。
 グローバル萩海外留学奨励賞はこの夏から海外留学をする優秀な学生に、グローバルリーダー認定証はTGLプログラムに参加し所定の条件を満たしてグローバルリーターに認定された学生に授与されるものです。
 令和最初の選考となった今回は、15名がグローバル萩奨励賞を受賞し、14名がグローバルリーダーに認定されました。
 授与式には、グローバル萩奨励賞受賞者12名、グローバルリーダー認定者11名が出席し、関係者参列のもと大野総長より激励の言葉と共に証書が贈られ、代表者2名が挨拶し今後の抱負などを述べました。
 

グローバル萩海外留学奨励賞 受賞者代表
経済学部 3年 石神 開さん

    長期留学への大きなきっかけとなったのはSAP(スタディーアブロードプログラム)でした。今年の2月からインドネシア大学で一か月間、スーツを着用し企業にてインターンシップも行いました。独学でインドネシア語を学んでおり現地で話してみたい、急成長するジャカルタの街並みを見たい、といった好奇心で応募しました。その目標達成に加えて、インドネシアの文化や感性、考え方にも触れることができ本当に素晴らしい経験になりました。
    今回、8月下旬よりエストニアへ半年間留学します。IT大国として存在感を増しているこの国で、日常生活と授業にて電子化の最先端を体験したいというのが、留学先を決めた大きな理由です。また、ヨーロッパ地域へ行くのははじめてですが、さまざまな背景をもつ人々や文化の集まる場所で学ぶことで、幅広い視野と柔軟な対応力を身に着けることも大切だと考えています。何事も成功や失敗ではなく経験だととらえることで、留学生活での困難も、まずしっかりと受け止め、そして考えて、行動に移したいと思います。今回の長期留学でも寛大さと余裕を持った行動をし、現地での様々な学びに精一杯励みます。 (一部抜粋)


TGLプログラム グローバルリーダー認定者代表
工学部 4年 佐々木 亮太さん

    私がTGLプログラムで得た一番の成果は、自文化と異文化の理解が深まったことです。東北大学では、交換留学生を支援する団体”IPLANET”でリーダーおよびチューターを務め、各国から集まった留学生たちと交流することで、日々の生活の中で多様な価値観に触れることができました。また、3年次後半からの1年間のウプサラ大学での交換留学では、スウェーデンというそれまで訪れたことのなかった土地で交友関係も含めてゼロからの生活を築きました。
    グローバルリーダーに認定された今、私の今後の目標は、医工学分野の研究者として、人の体への負担が少ない治療や診断機器の開発に携わることです。変化が激しい現代の世の中でグローバルリーダーに求められることは、主体性と独自性を発揮し、日本だけでなく世界で起きている問題を的確に取り上げ、解決に向けて取り組んでいくことだと考えます。リーダーの形は様々あると思いますが、私は東北大学や留学先での学びの中で培った自身のグローバルリーダーとしての資質、また、物事の見方や考え方、人との繋がりを生かして、将来は医工学研究を通じて世の中の人々に貢献できる人材を目指します。(一部抜粋)