2026年1月31日(土)、東北大学川内北キャンパスおよびオンラインのハイブリッド形式による「国際共修ワークショップ2026」を開催しました。本ワークショップは、これまでの本学における国際共修の取り組みを振り返るとともに、「ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成支援事業」の一環として実施してきた諸活動を紹介し、成果や課題の共有、そして今後の展開について議論することを目的として実施しました。

当日は、全国各地の大学に加え、海外の大学からも教職員や大学改革に携わる関係者が参加し、合計で267名(対面148名、オンライン119名)、92機関からの参加がありました。「失敗から学ぶ 『国際共修』:試行錯誤からルーブリック開発へ」と題した基調講演には、本学副理事(国際交流担当)・グローバルラーニングセンター長の末松和子教授が登壇しました。国際共修を全学的な取り組みとして展開するにあたり、現場が直面してきた挑戦とその克服の道のりを紹介するとともに、本学を中心として開発した日本初の「国際共修ルーブリック」を取り上げ、国際共修の質の可視化と深化の可能性を提示しました。また、講演後は、6つのテーマ別ワークショップが行われ、それぞれ特色のある切り口から国際共修について議論しました。各ワークショップでは、テーマごとに異なる国際共修の実践・評価方法、学修成果の質保証、実体験に基づいた試行錯誤や工夫などが共有されました。ワークショップの後半では、参加者同士でディスカッションを行い、正課授業や研修、分野横断的な応用の可能性について、さまざまな提案がなされました。

また、プログラム終了後には情報交換会を実施し、83名の皆様にご参加いただきました。各大学が直面している課題や工夫、制度的制約などについて率直な意見交換が行われ、参加者のネットワークが構築されるだけではなく、一人一人が自らの実践を相対化しながら学び合う場となりました。



本イベントの成果として、国公立大学と私立大学という設置形態の違いや、地域的な条件の差を越えて、国際共修に関する課題や実践について活発な議論が行われたことが挙げられます。多様な背景をもつ参加者同士が課題や実践を共有したことは、今後、各大学における国際共修や教育の国際化を検討・推進していくうえで有益な知見になったと考えております。また、大学の規模や体制、財政状況、地域性といった違いを踏まえつつも、共通する課題や応用可能な視点が見いだされた点も、本ワークショップの大きな成果です。

東北大学グローバルラーニングセンターは、今後も国際共修に関する知見や経験を他大学と共有し、相互に学び合いながら、教育の質向上と大学間連携の深化に貢献してまいります。