2026年7月、秋田県男鹿市で社会共創型フィールドワークを実施しました。本活動には、東北大学日本語・日本文化短期プログラム(Tohoku University Japanese Program; TUJP)Summer 2に参加する、シンガポール、台湾、アメリカ、ドイツ、中国など20の国・地域からの海外学生約70名が参加しました。
グローバルラーニングセンターでは、日本社会が直面する課題に多角的な観点でアプローチし、多様なステークホルダーとともに解決策を創出・実践する社会共創型国際共修を推進しています。本活動もその一環として、深刻な少子高齢化や人口減少が進む「課題先進地域」の代表例である秋田県男鹿市を舞台に、男鹿市観光文化スポーツ部観光課、ならびに同市のクラフトサケ醸造所であり、酒を起点としたまちづくりに取り組む「稲とアガベ株式会社」との連携を図りながら、行政・地元事業者・大学が協働して実施されました。
本活動は、事前学習、現地フィールドワーク、成果報告会の3段階で展開されました。まず、7月9日(木)の事前学習では、男鹿市と稲とアガベより、各取組における現状・課題と学生に考えてもらいたいテーマが共有されました。観光資源・サービスの高付加価値化、インバウンド誘客、観光DX、観光消費額の拡大、稲とアガベのフラッグシップ銘柄「交酒 花風」の海外展開などがその一例です。
7月16日(木)~17日(金)のフィールドワークでは、稲とアガベが運営する醸造所および同社が駅周辺エリアに展開する食品加工場、飲食店、宿泊施設に加え、道の駅おが「なまはげの里 オガーレ」、大龍寺、なまはげ館・男鹿真山伝承館、寒風山、株式会社男鹿まち企画が手がける飲食店を訪問し、男鹿の自然、文化、地域産業の現状を体系的に学びました。
そして、7月23日(木)の成果報告会では、男鹿市における滞在価値向上や海外展開・インバウンド観光施策について、学生が自らの出身国・地域の事例やトレンドを取り入れながら、新たなアイデアやプランを提案しました。稲とアガベ代表取締役の岡住修兵氏は、会場で学生からの質問にも答え、男鹿のまちをより良い形で未来につなぐという強い決意をもって挑戦を続けていることを語ってくださいました。
本活動は、男鹿市の行政・事業者がもつ実践知と、海外学生の多様な視点や価値観が交わり、同市の課題と可能性をともに考える機会となりました。グローバルラーニングセンターでは、今後も学外機関と積極的に連携し、それぞれ異なる背景をもつ学生たちが現実の課題に向き合い、社会とともに新たな価値の創出を目指す社会共創型国際共修の実践を推進してまいります。
2026年 実績報告
2026.07.31(金)
【実施報告】秋田県男鹿市における社会共創型フィールドワーク(TUJP Summer 2)
- 問い合せ先
- 東北大学 高度教養教育・学生支援機構
グローバルラーニングセンター 助手 湊 洵菜
junna.minato.d7*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)














