7月31日(火)に東北大学片平北門会館エスパスにて、平成30年度第1回「東北大学基金グローバル萩海外留学奨励賞授与式」及び「東北大学グローバルリーダー育成(TGL)プログラム グローバルリーダー認定証授与式」を開催しました。
 グローバル萩海外留学奨励賞はこの夏から海外留学をする優秀な学生に、グローバルリーダー認定証はTGLプログラムに参加し所定の条件を満たしてグローバルリーターに認定された学生に授与されるものです。
 授与式では、関係者参列のもと大野総長より激励の言葉と共に15名にグローバル萩奨励賞が、12名にグローバルリーダー認定証が贈られ、代表者2名が挨拶し今後の抱負などを述べました。


グローバル萩海外留学奨励賞 受賞者代表
経済学部 3年 伊東慧介さん

 私はカリフォルニア大学のバークレー校に留学予定です。東北大学から留学という形で、経済学の新しい潮流の中で学ぶ機会をいただきました。この機会をフルに活用し、現代の社会問題に対して経済学には何ができるか、その可能性と限界を見てきたいと思います。また、向こうの学生と同じ土俵に立って、ともに新たな価値を創造することを目的としたいと思います。
 また、大学の国際化については、ただ留学生を送ったり、受け入れたりする人数を増やすというだけでは本当の意味の国際化とは言えません。海外から来たいと思わせるような研究をすることが、本当の意味での国際化につながると思います。私自身が日本の社会科学の発展に貢献することや社会的なインパクトを与えることを通じて、国際化を進めることができればと思います。経済的にも今回私たちがこのような機会を与えていただけたように、後輩世代にも多額の寄付ができるような人間になれるよう努力し、この奨学金を最高の投資にしたいと思います。(一部抜粋)

TGLプログラム グローバルリーダー認定者代表
工学部 3年 西村匠平さん

 私は入学してからグローバルリーダーとしての素養と専門性を高めてきました。グローバルリーダーに認定されるための必修科目である「グローバルゼミ」で多様な文化について深く考察したり、国際共修ゼミの「仙台の国際化推進プロジェクト」で自文化を再考したりしました。これらの学びを活かしつつ、2年生の秋からIPLANETという留学生支援団体で代表を務めています。TGLで学んだことを実践し、自分なりのグローバルリーダー像について突き詰めて考えることが出来ました。
 また、グローバルリーダーとしての素養に加え、東北大学で材料科学を学び、高い専門性を身につけてきました。今後はこれらの学びを基に研究室での研究やダブルディグリープログラムによる中国での材料科学の修士号取得を通じて、さらなる専門性を身に付けます。そして大学院終了後は鉄鋼メーカーで自分の専門を生かしながら、世界中の人と協働できる人材を目指します。(一部抜粋)