巻頭言 センター長より〜あいさつ
センター長
理 事 根元 義章
(教育・情報システム担当)
大震災を乗り越えて
3月11日午後2時46分、未曽有の大地震が東北地方を襲い、これまでに経験のない災害をもたらしました。地震、津波、そして2次的なものとして原発での事故と三重苦です。東日本大震災により被災されたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。東北大学も大きな被害を受けましたが、東北大学の使命をこれまでと変わりなく果たすべく、またさらに発展させるべく、構成員一丸となって復旧復興に向けて努力しております。
東北地方はこれまでも地震、津波で大きな被害を受けてきました。それらの経験を基に災害対策がなされてきましたが、今回の震災は、われわれの想定をはるかに大きく超えたものでした。
今回のような巨大な災害から、いかに人、そして社会を守り、いかに安心・安全を確保していくかが、今後の大きな世界的な課題の一つであることを認識できます。東北大学は、今回の震災を経験した大学として、自然災害の予測、災害からの防御、社会再生などの多方面で、研究成果を還元するとともに、高度な総合的な知識と実践的な技術をもつ人材を育成し、世界に送り出すことが使命であると思います。
巨大な災害のほか、地球温暖化、エネルギー問題、食料問題など速やかに解決策を見出さなければならない世界的規模の課題が指摘されて久しいですが、21世紀に入り、これらの課題により迅速に対応していくことが重要であることを実感しているのは私だけではないと思います。世界的課題の解決には、地域レベル、国レベルでの対応のみならず世界的レベルでの課題解決に向けた対応が必要です。日本からのみではなく海外の視点から見ることのできる国際的な人材が必須であります。そのためにも大学での国際化は重要です。
東北大学は井上プランでも謳っているように国際化を積極的に推進しております。学生諸君に若いときに海外で経験をする機会を見い出し、また留学生を招聘しキャンパスの国際化を推進し、国際感覚の習得に努力する機会を提示するのも大学の役割です。短期的な学生の相互の交流を通し、留学等のより本格的な交流に繋げることが模索されており、これに係わる多くの情報が発信されております。その中で、国際交流センターは、プログラムの活動の中核を担うだけでなく、学内での情報を整理し、それを発信し、また受信する中継基地の役割を担っています。本冊子は、まさにその媒体として発行しております。本冊子を通して、教職員の間で貴重な情報が共有でき、また皆様からのフィードバックがあれば、今後の国際交流を進める上で貴重な情報源となると思います。本センターの活動にご理解をいただき、皆様からのご支援をよろしくお願い申し上げます。